わかめの入札会がスタートしました

わかめの入札会がスタートしました

ブログ

2月24日、気仙沼わかめセンターにおいて2021年産塩蔵若布の初入札会がスタートしました。

本来は2月16日に予定されていましたが、若布の成長が遅く、1週遅らせての開催です。24日を初回に宮城は1週間ごとに11回、岩手は3月16日を初回に北部、南部合わせて8回開催されます。若布業界の人でなければ入札がどのようにして行われるか情報に触れることはないと思うので、簡単にご紹介します。

今回の上場数量は7,300ケース(1箱15kg)ですが、入札は無作為に選ばれた見本を入札会場に並べ、品定めして札入れされます。1口に若布といっても生産地ごとに分けられ、部位ごとに分けられ、それぞれが1等、2等に分けられますので、結構な品数になります。

通常お店に出回る葉っぱだけの若布は、真ん中の茎(中芯)を抜いてあるので「抜」という分類です。虫食いの跡があると「抜別」、毛藻(産毛のようなもの)が目立つと「抜並」、中芯を抜いてないのが「付」、その中で短いのが「付短」、細いのが「付細」、良くない部分を切り取った短い葉が「切葉」、茎から葉が生え始める短い葉の部分を「元葉」といったように、素人では何が何だかわかりません。そしてややこしいのが、宮城県は外洋漁場で生育したものに「外」という字を付けて内湾漁場のものと区別します。これは葉肉の厚さが異なるからで、「外抜」と「抜」、「外付」と「付」、「外付細」と「付細」いった具合に区別されるのです。岩手県はほとんど外洋に面しているということで区別はなく、「外」という字は付きません。
宮城県は電子入札なので、入札会場に端末が置いてあり、買受人がそれぞれ希望単価を入力しておりましたが、昨年からコロナ禍により密を避けるため入室が禁止されました。入札書に手書きで単価を記載して提出し、職員が代理入力をする方式に代わっております。

以前は待合室で情報交換したり、互いの入札価格を披露して勝った、負けたと騒いでいるのが楽しかったのですが、今は結果発表まで車の中で待機しなければならず、何とも味気ないのです。
落札価格はといえば、コロナの影響で業務筋の需要が弱く、初回から落ち着いた価格でスタートしました。5月の連休まで続く入札ですが、今シーズンが我々メーカーにとっても、生産者にとってもいい年となることを願わずにはいられません。

品定めの様子
品定めの様子
現在は使用されない入力室
現在は使用されない入力室