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「イカって、どれが新鮮なのか分からない…」
スーパーの魚売り場で、こんなふうに悩んだ経験はありませんか?
ツヤのあるものを選べばいいと言われても、「ツヤってどれ?」「白っぽいのはダメ?」と、実際に売り場に立つと迷ってしまうもの。しかもイカは見た目で鮮度が大きく変わるうえ、種類によって選び方や味も違うため、判断がさらに難しくなります。
だからこそこの記事では、魚のプロが教える「誰でも見た目だけで失敗せずに選べるイカの選び方」を、写真レベルのわかりやすさでお伝えします。
刺身にしたいとき、加熱用で使いたいとき、それぞれに合った選び方も徹底解説。
家族においしいイカ料理をふるまいたいあなたのために、必要な知識をぜんぶ詰め込みました!
今日からすぐ使える“イカの目利き術”、一緒にマスターしていきましょう!
新鮮なイカを見分ける基本ポイントとは?
「見た目でイカの鮮度がわかる」とよく言われますが、実際にどう見ればいいのか、イマイチピンと来ない方も多いのではないでしょうか。イカは魚の中でも鮮度が落ちるのが早く、見た目にその変化がはっきり出る食材です。つまり、コツさえ知っていれば、素人でも十分に新鮮なイカを見極められるんです。
ポイントは大きく3つ。「体の色」「目の状態」「胴体の丸み」です。これらをパッと見るだけで、どんなに陳列が多くても一番状態のいいイカを選ぶことができます。逆にここを見逃してしまうと、せっかく買ったのに臭みがあったり、食感が悪かったりといった失敗につながりがち。
「え、こんなところ見ればよかったの?」と驚くくらいシンプルな基準ですが、その分しっかり覚えておきたいポイントです。次の項目からは、それぞれのチェックポイントについて詳しく解説していきます。
イカの体の色が示す鮮度レベル
スーパーでイカを選ぶとき、最も分かりやすい判断材料が「体の色」です。新鮮なイカは、ツヤのある焦げ茶色をしています。この色は漁獲されて間もないイカの特徴で、透明感があり、まるで濡れているような光沢があるのがポイントです。
逆に、時間が経つにつれてイカの体色は変化していきます。焦げ茶色 → 白っぽい乳白色 → 黄ばみがかった色、という順に劣化が進みます。ツヤがなくなってくると、鮮度が落ちている証拠です。「白くてキレイだから新鮮そう」と思う方もいますが、これは逆。透明感がない乳白色のイカは、加熱調理向きで、生食には適していません。
また、氷の上に並んでいる場合や冷風が当たっている売り場では、温度の影響でイカが白っぽく見えることがあります。そんなときは、指でイカの表面をなぞってみてください。スッと色が変化するようなら、それは新鮮な証拠です。
ここで、体の色の変化と鮮度の関係をわかりやすく整理しておきましょう。
| 鮮度レベル | 色の特徴 | 判定 | 調理向き |
|---|---|---|---|
| とても新鮮 | ツヤのある焦げ茶色+透明感あり | 生食に最適! | 刺身・イカそうめんなど |
| やや劣化 | ツヤが少し落ちた白っぽい茶色 | 加熱調理ならOK | 炒め物・煮物など |
| 鮮度が低い | 乳白色でくすんでいる・透明感なし | 避けるのが無難 | 加熱しても臭みが出やすい |
| 腐敗の可能性大 | 黄ばみや斑点・黒ずみがある | 要注意!購入NG | - |
目の透明度と形状でわかるイカの鮮度
イカの鮮度を見分けるとき、「目」は非常に信頼できる判断材料です。特に魚に詳しくない人でも、目を見ればある程度の鮮度が判断できるので、体の色と並んでチェック必須のポイントです。
まず注目したいのが、「黒目と白目がくっきり分かれているか」。新鮮なイカの目は、まるでガラス玉のように澄んでいて、黒目と白目がはっきりしています。さらに、目全体がぷっくりとレンズ状に盛り上がっており、目の周りの張りも感じられるのが特徴です。
一方、鮮度が落ちると目は白く濁り、境目がぼやけてきます。 目の輝きがなくなり、黒目がグレーっぽく見えたり、目玉が凹んでいたりしたら要注意。それは鮮度が落ちているサインです。また、目の周囲がしぼんでいたり、くすんでいたりすると、内臓や筋肉の張りも失われている可能性があります。
目の状態は体色ほど外的な影響(光や温度)に左右されにくいので、「確実に判断したいなら目を見ろ」と料理人の間でも言われるほど。光の反射でキラッとしているもの、目がしっかり前を向いて飛び出しているものを選ぶのがコツです。
胴体の丸み・張りから見える鮮度の違い
イカの鮮度は、胴体の「丸み」や「ハリ」からもはっきりと読み取れます。実はこれ、プロの料理人も意外と重視しているチェックポイントなんです。
新鮮なイカは、水分や内臓にしっかりとハリがあり、胴体全体がふっくらと丸みを帯びています。手で持つと、弾力があり、触感もしっかり。皮と身がピタッと密着していて、ツルンとした触り心地があるのが特徴です。
逆に、時間が経って鮮度が落ちると、内臓の水分が抜けたり、筋肉が緩んだりして、胴体がしぼんで平べったくなります。持ったときにフニャッとしていたり、皮が浮いていたり、身がややぶよぶよしていたら要注意。売り場で長時間陳列されている可能性が高く、味や食感にも影響が出ます。
また、可能であれば吸盤部分を軽く触ってみるのもアリです。吸盤が指に吸い付くような感触があるイカは、新鮮な証拠。一方、指がすべるような感じがしたら、鮮度はやや落ち気味かもしれません。
「なんとなく萎んでる…」と思ったら避けてOK。パッと見では分かりづらくても、ふくらみと弾力の“生命感”があるイカこそ、新鮮の証です。
スーパーで買えるイカの種類と旬の特徴
スーパーで並ぶイカには、じつは種類によって味や食感、向いている料理が違うことをご存じでしょうか?見た目は似ていても、中身はまったく別モノということもあります。
代表的なイカは以下の5種類:
- スルメイカ
- アオリイカ
- ヤリイカ
- ケンサキイカ
- コウイカ(スミイカ)
それぞれに旬の時期や特徴、価格帯があり、同じ「イカ」と書かれていても味の満足度には大きな差が出ることも。
特に鮮魚売り場では、その時期に獲れる“旬のイカ”が一番おいしいため、「種類+鮮度」のダブルチェックがイカ選びのコツです。
また、地域によって名前が違う場合もあり、たとえば佐賀県の「呼子のヤリイカ」は、実は一般的には「ケンサキイカ」に該当することもあります。
次からはそれぞれの種類について、味・特徴・選び方を詳しく見ていきましょう。
スルメイカの特徴と選び方
スルメイカは、日本のスーパーでもっともよく見かけるイカのひとつ。価格も手頃で、一年中出回っている万能タイプです。刺身・炒め物・煮物・揚げ物、どんな料理にも合い、扱いやすさが魅力。
特徴としては、胴体がやや小ぶりで、赤茶色~濃い茶褐色の体色をしています。足が長めで、全体的にスリムな見た目。味はあっさりめですが、加熱すると甘みが増すのが特徴で、焼き物やフライとの相性が抜群です。
選び方のポイントは「体色と透明感」です。スーパーでは、ツヤのある茶色〜黒っぽい個体を選びましょう。時間が経ったものは乳白色になり、透明感がなくなってきます。
また、スルメイカは輸送中に色が変わりやすいので、「見た目がやや地味でも、ツヤがあるもの」を優先して選ぶのがおすすめ。パック詰めの場合は、袋の中に水分が溜まりすぎていないか、目が濁っていないかもチェックポイントです。
アオリイカの特徴と選び方
アオリイカは「イカの王様」とも呼ばれる、高級イカの代表格です。肉厚な身と強い甘み、ねっとりとした舌触りが特徴で、寿司屋や料亭でも人気。生で食べるとその旨さが際立ち、加熱しても硬くなりにくい優秀なイカです。
胴体はやや幅広く、大きいもので胴長30〜40cm以上に育つことも。体色は透明感があり、しばらく経つと白っぽく変化します。見た目はやや地味ですが、ねっとりとしたコク深い味わいは他のイカと一線を画します。
選び方のポイントは、「透明感とツヤ」。新鮮なアオリイカは、表面がやや乳白色でも触ったときに色が変わることがあります。これはまだ生きていたり、筋肉がしっかり働いている証拠です。
また、体全体にツヤがあり、目が澄んでいるものは鮮度バツグン。値段が少し高くても、刺身や寿司にするなら断然アオリイカがおすすめです。
スーパーでは「アオリイカ」と表示されることもあれば、単に「イカ(特上)」などと書かれていることもあるので、見た目や値段をチェックして見分けましょう。
ヤリイカ・ケンサキイカの違いと選び方
ヤリイカとケンサキイカは、見た目がよく似ているうえに、地域によっては名前の使い方が逆だったりもするため、混同しがちな2種類です。ただし、味や食感、選び方には明確な違いがあります。
ヤリイカの特徴と選び方
ヤリイカは、細長くてスマートな体型で、特にオスは胴体がスラッと長く10〜15cm差があるほど。最大の特徴は、槍のように尖ったエンペラ(耳の部分)です。コリコリとした歯ごたえと、ほどよい甘みがあり、刺身や煮付けにもぴったり。
新鮮なヤリイカは、赤みがかった透明な色をしており、特に釣りたては赤褐色っぽく見えることもあります。スーパーで選ぶ際は、「透明感が残っていて赤茶っぽいもの」が狙い目です。
ケンサキイカの特徴と選び方
一方のケンサキイカは、ヤリイカより身が厚く、ねっとりとした強い甘みが特徴の高級イカ。呼子(佐賀)で食べられる“活イカの刺身”は、主にケンサキイカです。地域によって「アカイカ」「シロイカ」などと呼ばれることもあるため注意が必要。
新鮮なケンサキイカは、色がやや薄めで見た目が地味に映ることがあります。しかし、ツヤと光沢があればOK!見た目がぼんやりしていても、触ると反応したり色が変わるような個体は鮮度が良い証拠です。
| 特徴 | ヤリイカ | ケンサキイカ |
|---|---|---|
| 見た目 | 細長い、エンペラが尖っている | 太め、エンペラは丸みあり |
| 食感 | コリコリ | ねっとり&やわらかい |
| 味わい | さっぱりめの上品な甘み | 甘みが濃厚で寿司に最適 |
| 選び方のコツ | 赤茶っぽい透明感のあるもの | ツヤと光沢を優先して選ぶ |
どちらも刺身に向く美味しいイカですが、コリコリ食感を楽しみたいならヤリイカ、甘み重視ならケンサキイカがおすすめです。
コウイカ(スミイカ)の特徴と見分け方
コウイカ(スミイカ)は、関東を中心に流通しているイカで、短くてずんぐりとした体型が特徴です。名前の通り墨袋が大きく、墨の量が多いため、料理にイカ墨を使いたい人には特に重宝されます。味は濃く、火を通してもやわらかく、甘みと弾力のバランスが絶妙。寿司ネタとしても非常に人気があります。
見た目で他のイカと大きく異なるのが、体の中に“甲(こう)”という硬い殻がある点です。これがコウイカ最大の特徴。また、エンペラ(耳)が胴体の周囲をぐるっと囲んでいるように見えるのも、見分けやすいポイントです。
選び方のコツは、「表と裏の色の違い」と「重さ」です。
表側(背中側)は、黒っぽい焦げ茶色でツヤがあるものが新鮮。
裏側(お腹側)は、真っ白で透明感があればOK。
反対に、表側がくすんだ白っぽい色になっていたり、裏側が赤みを帯びていたら、鮮度が落ちている可能性があります。また、持ってみてずっしり重すぎる場合は要注意。体内に砂を含んでいることがあり、処理が面倒になることも。
煮物、天ぷら、焼き物、どれにしても美味しく、加熱しても硬くなりにくい優秀なイカです。
生イカと冷凍イカ、どちらが新鮮?
「生のほうが新鮮」と思いがちですが、イカに限っては冷凍のほうが新鮮な場合もあります。
なぜなら、イカは非常に傷みやすく、漁獲から店頭に並ぶまでの時間で鮮度が急激に落ちるからです。
一方、冷凍イカは「獲れたその場で急速冷凍」されるケースが多く、水揚げ直後の鮮度を閉じ込めた状態。特に遠洋漁業で水揚げされるイカは、生で港に戻るまでに時間がかかるため、冷凍の方が実は“新鮮保存”されていることが少なくありません。
ただし、生イカにも魅力はあります。冷凍に比べてコリコリとした食感が強く、刺身やイカそうめん向き。冷凍イカは加熱すると甘みが強く出る傾向があり、炒め物や煮物との相性が良好です。
どちらが上というよりは、調理法や食べ方によって選ぶべき、というのが正解です。
冷凍イカでも美味しいのはどれ?
「冷凍イカって味が落ちるんじゃない?」と心配される方も多いですが、実は冷凍だからこそ美味しく食べられるイカもあります。
特に業務用や高級寿司店では、あえて冷凍イカを使うことも少なくありません。
中でもおすすめなのが、ケンサキイカやアオリイカなどの高級系イカ。これらは、冷凍しても甘みや旨みが残りやすく、食感もしっとりしていて加熱しても硬くなりにくいのが特徴です。特にアオリイカは冷凍によって甘みがより引き立つとも言われています。
冷凍イカを選ぶときは、「白くてキレイ」「ムラのない色味」「ドリップ(解凍時の水分)が少ない」ものを選ぶと失敗しにくいです。透明感がないのは当たり前なので、色の均一さやパックの内側にベチャッと水が溜まっていないかをチェックしましょう。
また、冷凍品は保存性も高いため、まとめ買いにも向いています。下処理済みのものや、調理しやすいカット済み商品もあるので、時短調理派にも冷凍イカは非常に便利な食材です。
冷凍イカの正しい選び方と保存のコツ
冷凍イカは便利な反面、選び方を間違えると臭みが出たり、食感が台無しになることもあります。せっかくなら「良い冷凍イカ」を見極めて、美味しく調理したいですよね。
選ぶポイントは主に以下の4つです:
-
- 表面の色が均一で真っ白
→ ムラがある、黄ばんでいる、灰色っぽいのはNG。
-
- 霜が少ないものを選ぶ
→ 表面に白い霜が多いと、長期間冷凍されて劣化している可能性あり。
-
- パックの内側に水分が溜まっていない
→ ドリップが多いと解凍後に臭みが出やすい。
-
- 産地・加工方法の表示がしっかりしている
→ 「船内凍結」「急速冷凍」などの記載があれば信頼性高め。
また、保存の際には冷凍焼けを防ぐ工夫が必要です。購入後すぐにジップ付き袋に移し替え、なるべく空気を抜いて密封保存しましょう。
解凍時のポイントとしては、冷蔵庫でゆっくり戻すのがベスト。電子レンジでの解凍や、常温放置は水分が抜けてパサつきの原因になります。
冷凍イカの選び方と保存のポイントまとめ
- 色は真っ白で均一なものを選ぶ
- 霜が少ない=新しい証拠
- ドリップが多いパックは避ける
- 「急速冷凍」「船内凍結」の表示があると◎
- 保存はジップ袋&空気抜きで冷凍焼け防止
- 解凍は冷蔵庫でゆっくり時間をかけて
調理目的別!イカの選び方とおすすめ料理
イカは種類によって「味」も「食感」もかなり違うため、どんな料理に使いたいかで選び方を変えるのが正解です。つまり、「新鮮そうだから買う」ではなく、「刺身にしたいからこのイカ」「煮物にしたいからこのイカ」というように、調理目的を先に決めると失敗が減ります。
たとえば、刺身にするなら身が厚く甘みのあるアオリイカやケンサキイカが最適。一方で、炒め物や煮物なら火を通しても硬くなりにくいコウイカやスルメイカが向いています。
イカ料理をおいしく仕上げたいなら、調理法に適した種類を選ぶことがとても重要。特にスーパーではイカの名前まで細かく表示されていないこともありますが、形や色、見た目の特徴から選ぶことは十分可能です。
次からは調理別に、「どんなイカが合うのか」「どう選ぶと美味しくなるのか」を詳しくご紹介していきます。
刺身に向いているイカの選び方
刺身でイカを楽しみたいなら、とにかく「甘み」と「透明感」が命。この2つを満たしてくれるイカこそが、刺身向きの優等生です。
まずおすすめなのはアオリイカ。厚みがありながらも舌に吸い付くようなねっとり感と、濃厚な甘みが特徴です。生のままスライスするだけで極上の味わいが楽しめ、寿司屋でも定番の高級ネタとして扱われます。
次にケンサキイカ(別名:シロイカ、アカイカ)。こちらも刺身で人気があり、アオリイカよりも若干さっぱりとした甘みが魅力。透き通った白身に包丁を入れる瞬間からテンションが上がる、そんなイカです。
そして意外と知られていませんが、ヤリイカも実は刺身に向いています。厚みは薄めですが、コリコリとした歯ごたえが心地よく、上品な味わいです。新鮮なものは透明に近く、盛り付けでも映えるのでおすすめ。
選び方のコツとしては、以下の3点がポイントです:
- 透明感がありツヤのある見た目
- 黒目がくっきりした澄んだ目
- 胴体にハリがある、しぼんでいない
この条件を満たすイカなら、刺身にして間違いなし!
「家で食べるお刺身が、専門店レベルに感じるかも?」と思えるほどの違いが生まれますよ。
加熱調理(煮物・炒め物)に向くイカとは
イカは加熱すると縮みやすく、硬くなりやすいという性質があります。だからこそ、加熱に強い種類を選ぶことが、美味しく仕上げるコツです。
まずおすすめは、スルメイカ。流通量が多く、価格も手頃。加熱してもイカらしい風味がしっかり残り、煮物・炒め物・天ぷらなど、どんな料理にも合わせやすい万能型です。特に新鮮なスルメイカは、軽く火を通すだけで甘みが引き立つので、炒め物にはぴったり。
次にコウイカ(スミイカ)も非常に優秀。身が分厚くて弾力があり、加熱しても硬くなりにくいため、煮ても焼いてもプリプリ感が続きます。味も濃く、煮物やバター焼きなど、しっかり味をつける料理と相性抜群。
一方、アオリイカやケンサキイカなど刺身向きのイカは、加熱するとやや硬くなりやすいため、火を通すならさっと短時間で仕上げるのがポイントです。
加熱調理に使うイカを選ぶときは、次のような特徴をチェックすると失敗しにくくなります:
- 身に厚みと弾力がある(しぼんでない)
- 皮が浮いておらず、身と密着している
- 体色が焦げ茶〜赤茶色でツヤがある
これらを満たすイカなら、火を通しても硬くならず、美味しく仕上がります。
「焼いたらゴムみたいになった…」という失敗を防ぐためにも、種類選びはとっても大事です!
鮮度の落ちたイカの見分け方とNGポイント
どんなに新鮮なイカでも、時間が経てば当然鮮度は落ちます。
ここで大事なのは、「これ、もうダメかも…」というサインを見逃さないこと。
イカは他の魚に比べて、見た目やにおいに鮮度の変化が表れやすい食材です。つまり、見る・嗅ぐ・触るの3ステップで状態を判断するのがコツ。
まず見た目では、体全体が白っぽく、ツヤがなくなっているものは要注意。時間が経つと茶褐色だった体がくすんだ乳白色になり、場合によっては斑点や黄色っぽい変色が出てきます。
次に目の状態。濁っていたり、レンズのような立体感がなく、黒目と白目の境界が曖昧になっていたら、鮮度はかなり落ちています。見た目が生気を失っている場合は避けましょう。
さらに、パックを開けたときのにおいにも注目。「アンモニア臭」「酸っぱい臭い」「生臭さが強すぎる」などがあれば、かなり鮮度が落ちています。
触れる場合は、身に弾力がない、ぶよっとしている、吸盤が指に吸い付かないといった状態も、選ばない方が賢明です。
白っぽい体や濁った目は要注意?
イカの鮮度が落ちているサインの中でも、「体の色」と「目の濁り」はとくにわかりやすい指標です。スーパーで一瞬見ただけでも判断できるので、見逃さないようにしたいポイントです。
まず、体が白っぽくなっているイカは注意。
新鮮なイカはツヤのある焦げ茶色〜赤茶色をしていますが、時間が経つと徐々に白く、くすんだ乳白色へと変化していきます。
この「白」は“きれい”ではなく、“鮮度が落ちて透明感がなくなった証拠”なんです。
さらに危険度が高いのが、白に黄色や茶色の斑点が出てきた状態。これは腐敗が進んで、色素がにじみ出てきている可能性が高く、絶対に避けるべきです。
次に「目」。
新鮮なイカの目は黒目と白目がはっきり分かれ、レンズのように立体的で澄んでいます。
一方、目が白っぽく濁っている、平たくなっている、どことなく死んだような印象を受ける場合、それは鮮度が落ちているサイン。
イカの目は復活しません。濁ったままの目はもう元には戻らないので、その時点でアウトと考えましょう。
「なんとなく色がキレイそうだから」ではなく、“ツヤと透明感”があるかどうかを基準に選ぶのが鉄則です。
においや触感でわかる腐敗のサイン
イカの腐敗は見た目だけでなく、においや触った感触にも如実に現れます。
パックを開けた瞬間の“あの違和感”、あなたも感じたことありませんか?
まず最初にチェックすべきは「におい」。
新鮮なイカはほんのり海の香りがする程度で、強い匂いはほとんどありません。
でも、鮮度が落ちてくると…
- アンモニア臭のようなツンとした刺激臭
- 酸っぱいような腐敗臭
- 濃くて重たい生臭さ
これらが混じった独特のにおいがしてきます。
「うっ…」と感じたら、それはかなり危険信号です。
次に触感です。
新鮮なイカは、指で軽く押すとぷりっとした弾力があり、吸盤が指にピタッと吸い付く感じがします。
ところが鮮度が落ちたものは、
- 身がぶよぶよと柔らかい
- 吸盤がまったく反応しない
- 表面がぬるっとしている
- ぬめりが異常に強く、ベタつく
このような状態になっています。
「これ、触りたくないな…」と感じたら、その直感はほぼ当たりです。
五感を使ってイカの鮮度を見抜くことができれば、買い物の失敗を劇的に減らせます。
においと触感は、見た目で判断がつかないときの最終チェックに使ってください。
イカの保存方法と買ってからの注意点
せっかく鮮度の良いイカを選んでも、保存方法を間違えるとあっという間に劣化してしまいます。特にイカは傷みやすく、取り扱いにちょっとした注意が必要な食材。買ってから食べるまでの時間と保存環境で、味も食感も大きく変わります。
まず、常温保存は絶対NG。
イカは冷蔵でも劣化が早いため、できるだけ早めに冷蔵 or 冷凍保存するのが基本です。
また、スーパーでイカを買ったあと、すぐに家に帰れないときは要注意。特に夏場は車内やバッグの中が高温になりがちなので、保冷剤やクーラーバッグを持参するのがおすすめです。
さらに、イカはパックのままだとドリップ(液体)が出て、身が水っぽくなってしまうこともあります。家に帰ったらできるだけ早くキッチンペーパーで包み、保存容器に移すと劣化を防ぎやすくなります。
冷凍保存する場合は、1杯ずつラップで包み、ジップ付き袋に入れて空気を抜くのがポイント。冷凍焼けやにおい移りを防ぐだけでなく、解凍時のドリップも減らせます。
次は、具体的な「冷蔵・冷凍の保存方法」を詳しく見ていきましょう。
冷蔵・冷凍の正しい保存方法
イカはとてもデリケートな食材なので、保存方法を間違えると味も食感も一気に劣化します。ここでは、買ってきたイカをできるだけ新鮮に保つための冷蔵・冷凍保存のコツを解説します。
🧊 冷蔵保存(当日〜翌日以内に食べる場合)
- パックから出してキッチンペーパーで水分をふき取る
- 新しいキッチンペーパーで包み、保存容器またはジップ袋に入れる
- 冷蔵庫のチルド室または野菜室(低温・高湿)で保存
- 翌日には使い切るのがベスト
➡︎ ポイントは「水分をなるべく残さないこと」。
ドリップが多いと臭みや劣化の原因になるため、ふき取ってから保存が鉄則です。
❄️ 冷凍保存(長期保存したいとき)
- イカを1杯ずつラップでぴっちり包む
- さらにジップ付き袋に入れて空気をしっかり抜く
- 冷凍庫のできるだけ奥(温度が安定している場所)に保存
- 解凍は冷蔵庫でゆっくり自然解凍
➡︎ 冷凍焼けや霜を防ぐには、「空気に触れさせない」のがコツ。
凍ったまま調理できる料理(炒め物や煮物)に使うなら、カットしてから冷凍するのもアリです。
✅ 保存方法まとめリスト
- 冷蔵保存はキッチンペーパー&密閉容器で
- 冷凍は1杯ずつラップ+ジップ袋で空気を抜く
- 解凍は急がず冷蔵庫で自然解凍
- パックのまま放置はNG!買ったらすぐ処理
鮮度を落とさない持ち帰りの工夫
「スーパーで良いイカを選べたのに、家に着いたらちょっと臭う…」
そんな経験、ありませんか?
実はイカは、買ったあと“家に持ち帰るまでの時間”でも鮮度が落ちやすいんです。
特に夏場や車移動の際は、パックの中の温度が急上昇しやすく、
わずか30分程度でもドリップが出たり、身がやわらかくなったりすることがあります。
そこでおすすめしたいのが、以下の工夫です。
✅ 持ち帰り時のひと工夫リスト
- 保冷バッグを持参する(折りたたみ式でOK)
- 冷凍食品と一緒に買ってイカを挟むように保冷
- 氷やドライアイスを使って温度キープ
- 寄り道せずに最短ルートで帰宅する
- レジ袋に入れたまま放置しない(熱がこもる)
ちょっとしたことですが、この工夫だけで鮮度の落ち方が大きく変わります。
とくに「刺身で食べたい」「冷凍せずにすぐ調理したい」と考えているなら、
持ち帰りのひと手間が味を左右すると言っても過言ではありません。
スーパーで新鮮なイカを見分ける選び方|まとめ
今回の記事では、スーパーで鮮度の高いイカを見分けるための具体的なポイントと、調理目的に合った選び方を解説しました。
以下に、要点を整理します👇
✅ 要点まとめリスト
- 新鮮なイカは透明感・ツヤ・張り・澄んだ目がある
- イカの種類ごとに味・食感・旬・おすすめ料理が違う
- 刺身向き:アオリイカ・ケンサキイカ・ヤリイカ
- 加熱調理向き:スルメイカ・コウイカ
- 冷凍イカは「急速冷凍」「ドリップなし」が狙い目
- 鮮度の落ちたイカは白く濁った目・臭い・ぬめりが目印
- 保存は水分を切って密封、冷蔵は翌日まで・冷凍は空気抜き必須
- 買ったあとは保冷して早めに帰るのが鉄則
新鮮なイカを選べるようになると、自宅での料理の満足度がグッと上がります。
特に刺身や天ぷらなど、素材の味が活きる料理ではその差は歴然!
ぜひこの記事を参考にして、今日から“イカ選び上手”になってくださいね😊

